2022年 3月 の投稿一覧

メンズエステ界の闇将軍

いやなことは、その日のうちに忘れろ。
自分でどうにもならんのにクヨクヨするのは阿呆だ。

時の首相、田中角栄の名言である。


日本の高度経済成長期末期を引っ張った豪快且つやり手な首相である。
意外なことに総理大臣としての在籍期間はわずか2年だったそうだ。

巨額の政治資金を駆使して政界を支配していた彼の姿は、金に物を言わせてメンエス嬢に貢ぎまくるおっさんと、少しだけ重なるものがある気すらする。

そんな彼だからであろうか。
残した名言の中には、
メンズエステでの立ち回りに役立つものが存在したのだ。

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仕事帰りにムラムラし過ぎて行ったメンエスにて、失敗した。パネマジだ。
しかも、愛嬌がない。
シャワーまで手を繋いで連れて行ってくれない。
シャワーのお湯を出しておいてくれない。

とにかく密着が少ない、施術がイヤらしくない。なにより愛嬌がない。

いわゆる地雷と呼ばれるメンエス嬢だったのである。メンズエステに限らず、風俗でも存在する、いわゆるハズレを引いてしまったのだ。
あー、後悔したわぁ!金返せぇ!

…なんてみみっちい想いを巡らせていた時、
日本が豊かだった時代の首相・田中角栄が許可物件の外に幻となって現れた。

そして、俺に語りかけるのだ。


「いやなことは、その日のうちに忘れろ。
自分でどうにもならんのにクヨクヨするのは阿呆だ。」

田中角栄に慰められた俺はスキップで帰宅する。

翌日、別のメンエスに行く。
そして、今日もまた、
出迎えられた女性の顔が、
プロフ画像と大きく異なるのであった…

心なしか、田中眞紀子似だった。

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政治家としてのイメージが強い田中角栄であるが、
彼は元々新潟県の農村出身で、生家は農家であり、歴代首相の中では珍しく政治家系ではない。
政治家になる前には建設業を行なっていた人物である。

そういった要因もあってか、
総理になる前に打ち出した「列島改造論」の中で、様々な地方都市においての新幹線開通を実施させる計画を進めていた。
即ち、日本全体の発展の為に地方都市の発展も重要視した人物なのだ。

今やメンズエステ店は、新幹線の停まる駅ほぼ全てに1店舗はある時代となった。
つまり、それなりに大きい都市であればメンズエステがあるということになる。

首都圏から地方出張した人ないしは地方から首都圏へ出張した人、両方がそれぞれのメンズエステに行くなんてことが日常となった時代が到来したのである。

逆算していくと、
日本の近代化は無論、
メンズエステがここまでの産業になったのには、彼の功績によるものが大きいと言えるのではなかろうか。

田中角栄は、目白の闇将軍だけでなく、
メンズエステ界の闇将軍と言えなくもないだろう。

メンズエステ巡りにPower to the peole!

彼女は僕の弱点。彼女は僕の力の源。こんなに素晴らしいもの、ほかにはないよ。

ロックミュージシャン、ジョン・レノンの名言である。

彼女が妻のオノ・ヨーコに対してコメントしたものである。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%AC%E3%83%8E%E3%83%B3

ジョン・レノン

上述の名言を使えるシチュエーション。メンゼエステ巡りをしていると、誰にでも訪れるであろう。

本指名の女性に何度も何度も通っていると、きっとこんなシチュエーションになることも多いと思われる。

…そんな訳で皆さん。

レッツイマジン。


ある晩、僕はメンズエステ・ピンクグレープフルーツSPAに来ていた。Iカップとフェザータッチが魅力のレイカに指名で入る。

彼女に会うのはこれで何度目だろうか。別に彼女でもないのに。もちろん婚約者でもないのに。

なぜ俺はそんなメンエス嬢に

120分コース22,000円

本指名料2,000円

衣装オプション料5,000円

延長30分 6,000円×2=12,000円

総計41,000円

を支払い、尽くすんだろう。これがほぼ毎回なのである。

一向に報われない愛に向かって投資をしている自分に気付き、少しブルーな気分になってしまった。

…しかし、かつて愛の伝道師・ジョンレノンが残した、先述の言葉を思い出した。

「彼女は僕の弱点。彼女は僕の力の源。こんなに素晴らしいもの、ほかにはないよ。」

彼の言葉が俺の鼠蹊部に染み渡ってきた。

その末、「ま、いっか。」こう思う。

帰宅して、アサヒスーパードライを煽って寝る。三日後、また俺はピンクグレープフルーツSPAへ。

もちろんレイカを指名して、マイクロビキニを着せて、60分の延長をする。

彼女のIカップは今日もプルップルだ。これぞピンクグレープフルーツ。

そして、施術中に心の中で僕は、

「彼女は僕の弱点。彼女は僕の力の源。こんなに素晴らしいもの、ほかにはないよ。」

…そう、カエル足で唱えるのであった。

僕の心の中でジョン・レノンも笑ってくれている。

今日もまた、フェザータッチがいやらしかった。


今回、取り上げたジョン・レノンであるが、
ビートルズのアルバムにメンエスみがある作品があるのだ。

ラバーソウル

https://www.amazon.co.jp/%E3%83%A9%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%BD%E3%82%A6%E3%83%AB-%E3%82%B6%E3%83%BB%E3%83%93%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%AB%E3%82%BA/dp/B00005GL0P

1965年12月発表の、まだメンズエステもない時代の、ましてやイギリスで作られたこのアルバムからメンエスみを感じるなんて、
「そんな訳ないでしょ」とツッコミが飛んできそうであるが、
それがあるんである。
それも特にジョン・レノンが作った曲から。

「Norwegian Wood」「Girl」「Wait」といった楽曲を聴くと、
彼がメンズエステに行って、
アコギを掻き鳴らして制作した感が
感じられる。(違うけど)

これらの楽曲群からは、メンエスの間接照明の薄暗さ、ハグや添い寝で感じられる女性の温もり、
なんとなーく感じられるのだ。

無論、イマジネーションの問題もあるので、 「感じるか感じないかはアナタ次第」といったところは否めないが。

もし、彼が生きていたら、軽井沢のオノ・ヨーコが所有する別荘地来た際にでも、日本のどこかのメンズエステに行って、楽しんでいたんじゃないか、と勝手に妄想してしまう。